パリのDior本店で「ひきよせ」が展示・販売されています。

フランスで行われた「メゾン・エ・オブジェ」に『ひきよせ』を出品してから数ヶ月が経ち、
なんと『ひきよせ』がパリのDior(ディオール)本店で販売されるようになりました!

メゾン・エ・オブジェ出展の様子はこちらの記事をご覧下さい↓
メゾン・エ・オブジェに【ひきよせ】が出展しました。

「メゾン・エ・オブジェ 2015年 1月フランス」

メゾン・エ・オブジェ ひきよせ

世界中のトップ企業のバイヤーや有名雑誌のプレスの厳しい視線の中、
初出展の『ひきよせ』に対する評価はとても高く、多くのバイヤーに絶賛のコメントを頂きました。

1月のパリはまだとても寒く、この国際見本市はテロの恐怖が払拭されないまま開かれました。
言葉もわからず、段取りも不安な中の大きなチャレンジとなりましたが、初出展にもかかわらず
高い評価を頂いたことについては、関係して頂いたすべての皆様にとても感謝しています。

「Dior パリ本店」

ひきよせ dior(ディオール)パリ本店

上品で圧倒的なオーラを放つそのマダムは、
展示会3日目のランチタイムの少し後に、ふらりとブースに立ち寄られました。
テーブルの『ひきよせ』を一目見ると、大きく目を開きヒノキの器を手に取り
余計なことを一切喋らず短時間でオーダーをつけられたました。

「コレクションにはお披露目したいから、2月末には届けてね!」
「お、お客様こちらは生産に少々お時間がかかりまして…」

マダムはそのコメントを聞いたか聞かないかのタイミングで名刺を出し、

「よろしくお願いします。素晴らしい。」

と一言。
頂いた名刺には

DORIS BRYNNER
Christian Dior

と書かれていました。
『ひきよせ』はDORISの目に留まったのです。

現実的にはかなり厳しい納期でしたが、光り輝くオーラに圧倒されるばかりで
その日は一日中その出会いで頭がいっぱいになってしまいました。

今は、パリの本店でテーブルセットとして飾り販売を頂いています。
納品後、短期間でリピートオーダーも頂き、順調に販売が進んでいます。
関わっていただいた方々に改めて感謝しています。

ひきよせ dior(ディオール)パリ本店


「神奈川の森で採れるヒノキの間伐材」

身近にありながら、燃やされたりゴミになるかもしれない間伐材を、何とか有効活用できないか?
同時に、衰退し途絶えようとしている神奈川の木工の技術に、何とか光を当てられないか?
そんな二つの思いが『ひきよせプロジェクト』の始まりでした。

節などを取り除いた四角い棒を、板状に接着して轆轤で挽き美しい器にすることが、
森を管理し、水源を守ることとなり豊かな海を取り戻すことにも繋がるのです。

今回の件を通し、この自然に寄り添う『ひきよせ』の考え方が住む場所や国が違っていても
多くの方々からのお力添えと共感を頂いていること、そして人と人を引き寄せる力をもっていることを実感しました。

パリのDior本店に訪れる方々に、遥々海を越えて神奈川県小田原市から
やってきた『ひきよせ』に込められた想いが伝わるよう願ってやみません。

ひきよせ