サントリー社様から、丸時計のご注文をいただきました。
これは「eBird Japan2024」特別賞の受賞者に贈られるもので、以前ご依頼いただいたものとデザインを変えて
製作しました。
文字盤の面
裏面
同社は1973年から、野鳥保護の重要性を社会と共有する愛鳥活動に取り組んでいます。
この年、ウィスキーづくり50周年の記念事業として「愛鳥キャンペーン」をスタートさせたのを皮切りに、
鳥の聖域=バードサンクチュアリ開園やサントリー世界愛鳥基金創設などさまざまな活動を行ってきました。
2021年からは世界最大の野鳥観察データベース「eBird」の日本語版「eBird Japan」に協賛しており、
今回の丸時計は、5月10日〜16日の愛鳥週間中に見つけた観察対象種の投稿者に贈られるものです。
対象種である夏鳥3種のうち、文字盤にはツバメをデザインしました。
過去2回も同タイプの丸時計を作らせていただいており、第1回はフクロウ、第2回はカワセミをデザイン
しました。
2022年モデル フクロウ
2023年モデル カワセミ
時計の材はミズナラ、同社が所有する森の育林材を使っています。
※育林材:持続可能な水と森を育むための活動から生まれた木材を「育林材」と呼んでいます。
これはサントリーグループから始まった取組です。
同社の愛鳥活動はこちらのサイトで詳しくご覧いただけます。
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/about/
サイト内で紹介されている言葉にとても共感しました。
〝Today Birds, Tomorrow Humans〟 今日鳥たちに起こることは、あす私たち人間に起こることかもしれない
自然環境の「いま」を、我がこととして考えること。
小田原から箱根連山や丹沢連峰を望むとき、そこに暮らす鳥をはじめとする動物に、想いがいたりました。