今年が始まって、早くも2ヶ月が過ぎました。
光陰矢の如し、を年々強く実感するようになるなか、長い時間ともに仕事をしている仲間の栄誉を
お知らせしていなかったことを思い出しました。
主役は、ラ・ルースのブログにも度々登場する椅子張りの匠・藤元晶扇(ふじもとあきお)氏、通称「あきおちゃん」です。
2023年の秋の褒章に際し、業務精励内張工として黄綬褒章を受章されました。
お祝いと、今後さらなる活躍を祈念して受章祝賀会が開かれたのは、昨年10月のことです。
祝賀会の報告をする前に、すでに返礼品の記事を掲載済みだと気づいた方は、ラ・ルースのブログを熟読してくださっている
方と存じます!
祝賀会当日の様子を交えながら、晶扇さんとラ・ルースでともに手がけてきた仕事にも触れたいと思います。
晶扇さんを囲んでの祝賀会は、ハイアットリージェンシー東京で開かれました。
当日、会場を間違えて最初に社長がパークハイアット東京に到着したことはさておき(休業中でクローズしていた車寄せに
不安を感じ携帯を確認したところ、前日に晶扇さんが場所と時間を送ってくださっていたことが救いでした!)およそ
170人が集う盛会となりました。
入り口には、褒章伝達式当日に撮影された皇居内の大シャンデリアの前での写真が飾られていました。

ささやかながら、ラ・ルースが贈らせていただいたスタンド花も記念に撮影を。

和やかな雰囲気でスタートした祝賀会は、晶扇さんのスピーチあり、たくさんの来賓からの祝辞あり、晶扇さんの
ご友人のハワイのシンガーさんのライブありと、楽しいひとときでした。

晶扇さんとは、さまざまな仕事に一緒に取り組んできました。
そのごく一部を振り返るだけでも、強羅花壇様のフロント、小田原市役所の副市長室、HaRuNe小田原の街かど案内所、
小田原市観光交流センター、伊豆クレイル(2020年に運行終了)の待合室と、ほかにも枚挙にいとまがありません。
どの現場でも用途に合った座り心地をとことん考え、クッションに使うウレタンを試行錯誤しながら少しずつ変え、都度
座り心地を確かめながら完成させた製品ばかり。
座り心地には、自信があります。
余談ですが社長が自宅で愛用しているソファ2台も、晶扇さんの手で最高の座り心地に生まれ変わったもの。

こちらの青いソファは中がフェザーです。表面をフランス製の生地に替えてもらいました。

こちらの黄色いソファはマットがウレタン、背中はフェザー仕上げで、こちらも表面の生地をフランス製に替えて
いただきました。
どちらも30年以上前に購入したものです。
椅子は、デザインももちろん大切ですが、やはり座り心地がいちばん大事。
この2つのソファの座り心地は言葉に表しがたいのですが、控えめに言ってもやはり「最高」です。
話を戻し、祝賀会の楽しい時間はあっという間に過ぎました。
頂戴した返礼品を並べて、記念の一枚を。

青海波と七宝つなぎの2パターンの模様に「AKIO CORPORATION」の文字を入れたコースターと、菊の御紋を印刷した
カップです。
右のお菓子は銘菓 菊御残月。皇居での褒章伝達式の際にも頂戴したそうです。
晶扇さんから、貴重な写真をお借りしましたので、こちらも併せて掲載させていただきます。


最後に社長の思い出のアルバムから1枚の写真を紹介します。

2009年当時、代官山にあった事務所です。
この時のようにBBQの最後まで残って片付けを手伝ってくれたり、社長も趣味のサーフィンの大会を主催したりと、
表に立って目立たないけれどとても大切な縁の下の力持ち的な仕事を率先してやってくれる、男前なあきおちゃん。
仕事にもその気持ちがたっぷり注ぎ込まれています。
これからも一緒に、よろしくお願いします。