「木のぬくもりを感じるベンチ」製作

今回小田原市から箱根物産連合会に小田原・箱根地域の間伐材で作る
「木のぬくもりを感じるベンチ」製作依頼があり、ラ・ルースが実際の製作に携わりました。

「木のぬくもりを感じるベンチ」製作
デザインしてくださったのは、ヨウデザインの伊藤陽子さん。
素材の持つ力を存分に引き出しながら、温かみのあるデザインを提案する伊藤さんは
模型の材料を加工しながら今回のベンチのデザインを考えてくださいました。

「木のぬくもりを感じるベンチ」製作
伊藤さんのデザインを元に、小田原の間伐材を加工していきます。

「木のぬくもりを感じるベンチ」製作
「木のぬくもりを感じるベンチ」製作
「木のぬくもりを感じるベンチ」製作
ベンチの裏には、地元の間伐材の有効利用が恵みに繋がる事を
知って頂くためにプレートを貼りました。

「木のぬくもりを感じるベンチ」製作
出来上がったベンチは箱根登山鉄道の強羅駅・箱根湯本駅に置かれています。
まずは強羅駅へ・・・。
「木のぬくもりを感じるベンチ」製作強羅駅の首席助役さんたち。

「木のぬくもりを感じるベンチ」製作
そして箱根湯本へ。外国からの観光客の方にも注目を浴びていました!

「木のぬくもりを感じるベンチ」製作
「木のぬくもりを感じるベンチ」製作
小田原市からの記者発表では、「地域産材の利用促進に向けた取り組み」として紹介されました。
下記が記者発表からの抜粋・要約となります。

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ごく身近だった地域の木の利用が低価格な外材の輸入やライフスタイルの変化などにより減少しています。
森林(人工林)に手を入れ、森を循環させるため、森と環境の保全・再生につながるとして、
おだわら森林・林業・木材産業再生協議会が箱根登山鉄道株式会社・神奈川県と連携し
昨年ベンチの製作を事業化し、3月に製品が完成。ベンチの設置が実現しました。
自然に囲まれ、国内外から多くの観光客を迎える2駅にベンチが設置されたことで
地域の森と環境の保全につながる取り組みが、広くPRできます。

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時の経過とともに風合いを増す木のベンチ。
地域で育った間伐材を使用したベンチが、人と人を繋ぐ「駅」という場所で
ささやかな安らぎの空間を作っていくということを想うと、とても嬉しくなります。
これから沢山の方々に、このベンチでホッとして頂けるように願っています。

「木のぬくもりを感じるベンチ」製作