昨秋納品したスパ用フットバス。
ご愛用いただいているゆえの、修繕のご依頼がありました。
おそらく、落下や衝撃によりリングやボウルの欠損・破損が生じたのだと思います。
こちらはヒノキ製。製作前に、ヒノキの材質の繊細さや、扱いに注意を必要とし、特にリングは割れやすいことも
お話させていただいていました。
修繕ご依頼品を前にして、ふと「つくる責任」という言葉が思い浮かびました。
ラ・ルースには、熟練の職人がいます。
再接着後、磨き直しと再塗装を経て、修繕は完成しました。
そして今回はもう一つ、新たなご注文をいただきました。
以前から使われていた木製ボックスの経年変化が気になるとのことで、写真をもとに寸法を割り出し、
お部屋の雰囲気に合わせて新しくお作りしました。
ホテルのホームページでお部屋の雰囲気を拝見し、お使いの調度品と合いそうな材をいくつか写真付きで提案
させていただいた結果、ウォールナットが採用されました。
仕上げは、お勧めしたポリウレタンにオイル塗装を施す方法を施し、こっくりとした風合いの新たな木箱が
完成しました。現在はこのようにご使用いただいているようです。
用途やそれに見合う強度はもちろん、木材の色や塗装の質感も大事です。
ご要望を丁寧に伺い、お客さまに納得していただけるものを提案いたしますので、弊社カタログにない商品でも
まずはご相談くださいませ。