早いもので、明日は6月の晦日。
2024年が折り返しに入ろうとしています。
先日はむわっとするような夕方の空気のなか、あれよあれよという間に空が染まり、素晴らしい夕焼けが見られました。

ラ・ルースの工場からは、一級河川の酒匂川の土手まで徒歩30秒。
この眺めは、かなり贅沢だと思うのです。
さて、過日ゴルフ場のコース整備の一環で伐採したヒノキを使い、大箱根カントリークラブ様からのご依頼でゴルフマーカーやヒノキボールを作らせていただいたことは、本ブログでも紹介しました。
このたび、系列施設の箱根仙石原プリンスホテル様から、この間伐ヒノキを使って、ホテル客室のウェルカムボードのご依頼をいただきました。

材/箱根産間伐材ヒノキ 仕上げ/CNF + ガラスコーティング
寸法/W100mm × H 148mm 厚み6mm
客室への設置ということで、ご依頼主様からは耐水性への心配の声がありました。
ラ・ルースでは、ヒノキ材すべてに施しているCNF(セルロースナノファイバー)にガラスコーティングを加えた技術を新たに開発したばかり。
ガラスコーティングの、艶に優れ、薄くて硬い皮膜で塗装面を覆うことによる細かい傷防止という利点を、
木製品の塗装に取り入れたのです。
耐久性を高め、これまでと比べより木の自然な風合いを残すことができるため、今回のご依頼に最適な仕上げ方法です。
ご依頼主様自身で実際に耐水テストを行われ、その効果に大変満足してくださいました。
ボードには、この材が間伐材である旨も記載されています。
客室から箱根連山を望むとき、木々が生きてきた場所と息づかいに少しでも触れていただけたらうれしいです。