小田原市立酒匂小学校の木製モニュメントを作製

小学校の工事に伴い、酒匂小学校の校門は新しくなりました。
これまで、子供たちが学校の行き帰りにくぐっていた校門は、少し小田原寄りの位置に移動しました。
それに伴い、小学校の門柱は新しくなりました。

門を取り壊した際の「小田原市立酒匂小学校」と書かれた門の石。
このようなデザインの木製モニュメントを作製いたしました。

小田原市立酒匂小学校の木製モニュメントを作製
小田原市立酒匂小学校の木製モニュメントを作製

サイズ: 縦  560mm 横  345 mm  厚さ  740mm

■「小田原市立酒匂小学校」と書かれた石のプレート

門柱から、石屋さんが一生懸命取り外ししてくれたものなので、裏がでこぼこでした。
まず最初に、門の石は樹脂で四角くカネをだしました。
カネというのは、「矩」と漢字では書きますが、直角のことを指します。

小田原を流れる酒匂川の清く澄んだ水をイメージして透明に仕上げています。
うしろにのぞき穴をつけて、水の中のようなキラキラした様子がうかがえます。
取り外しは可能なので、全体を見ることもできます。

小田原市立酒匂小学校の木製モニュメントを作製
小田原市立酒匂小学校の木製モニュメントを作製
小田原市立酒匂小学校の木製モニュメントを作製
小田原市立酒匂小学校の木製モニュメントを作製

■使用した木材は、まさかの偶然

箱の部分は、ケヤキ材。
材料屋さんにケヤキをお願いしたら、「工事の際に切らなくてはいけなくなってしまった酒匂小学校のケヤキがあるよ」とのこと。

まさかの偶然が重なり、酒匂小学校のケヤキの材料で作ることができたのです。

■卒業生の製作物として

左側には、30mm × 30mm の高さの異なる木材をしきつめました。
これは、卒業生の製作物として、なにかに使用される木材です。
児童が、60人いるとのことで、一人につき1キューブです。

小田原市立酒匂小学校の木製モニュメントを作製
小田原市立酒匂小学校の木製モニュメントを作製

「小田原市立酒匂小学校」と書かれた門の石から始まったモニュメントづくりは、「酒匂小学校のケヤキ」が、「材料屋さんでのケヤキ」となって再会し、思い出木々(もくもく)の取り組みの一つともなりました。さまざまなつながりを感じた出来事でした。


イメージを膨らませて、地域の方にも、長く慣れ親しまれた景色をギュッとさせたデザインとなりました。また、酒匂小学校にこれまでかかわった方、これから関わる方の想いにもつながるモニュメントとなりました。


タウンニュース:酒匂小学校前市有地 施設解体から運営 民間一括 初の手法活用で2020年11月着工https://www.townnews.co.jp/0607/2020/10/03/545155.html
小田原市立酒匂小学校の正門に隣接する市有地に民間店舗を設置する用地活用事業が現在進められている。

既存建築物の解体や整地等も民間事業者が請け負い、一定期間店舗運営を行う手法は市内初。
2021年10月の店舗オープンに向け、2020年11月から工事が開始される。