【環境事業】モミとかまぼこ板

県外在住の方に、小田原に持つイメージを尋ねると3本の指に入るのが「かまぼこ」。

小田原市内には10社を超えるかまぼこ店があります。

箱根登山鉄道で小田原から箱根湯本に向かう途中、風祭駅すぐの場所に本社を構え、明治の中頃からその屋号を

名乗っていた「鈴廣かまぼこ」さんからのご依頼で、4月下旬にモミの植林体験を行いました。


お世話になったのは、お馴染み・小田原市森林組合の佐藤健さん。

皆で山に入り、モミの苗を探すことから始まりました。


最初は小さな苗しか見つかりませんでしたが、よく探しているうちに根付きそうな苗がたくさん見つかりました。


すでに成長したモミのそばではないものの、風に乗ってタネが飛ぶのを確認し、大きめの苗が用意できました。


下草の片付け、伐倒、穴を掘り、苗を立てて土を盛るという一連の作業を、3時間弱。

好天に恵まれ、いい汗をかきました!







一つひとつ大事に植えた苗が40年後に大きく育つことを願いながらの、楽しい時間でした。


ちょうど一年前、この近くで別の企業さまからのご依頼によりヒノキの植林体験を行いました。

今回植えたのはモミです。

小田原市民でも初耳でしたが、かまぼこ板に多用されるのはモミやシラベという木材だそう。

蒸しても反らず、かまぼこに匂いうつりがしにくい等の条件を満たしているのがこれらの樹種と初めて知りました。

かまぼこ板が持つ役割については、鈴廣さんのホームページでもわかりやすく紹介されていますので、ぜひご一読ください。