ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ様からのご依頼で、ダイニングルーム-鮨でお使いいただく
寿司ネタケースを製作しました。
真上からだと平らに見えるこちらのケース、実は傾斜をつけてあります。
本ブログでは、納品前に撮影した商品写真を掲載することがほとんどですが、実際にお使いいただいて
いる現場での撮影を快諾くださり、過日、ホテルを訪れました。
桜の開花を前に混み合う箱根湯本駅前を抜け、一路強羅を目指します。
ホテルに到着し、落ち着いた色調のエントランスを経て、和の空間のダイニングルーム-鮨に到着しました。
社長が以前にお邪魔した際の写真も交えて、寿司ネタケースと店内の様子を紹介します。
まっすぐに設えられた天然木のカウンターに座ると、料理人さんの背後には、竹の緑が映える中庭の景色が
楽しめます。
今回納品した寿司ネタケースが、照明を落とした店内に調和するようにありました。
こちらでは、以前から同型で異なる素材の寿司ネタケースをお使いだったとのことですが、今回は桐製をご注文でした。
桐の利点として、吸湿性や保湿性の高さ、軽さなどが挙げられます。
料理人の相川潤一さんによると、桐製の寿司ネタケースは、自然な水分の取れ方でネタの鮮度を維持できる点が良いそうです。
また傾斜をつけたことにより、お客さまからネタが見えやすくなり、会話も弾むようになったとか。
「使用後はしっかり洗い、よく乾燥させることで高い機能性を維持できるのもいいですね」と話してくださいました。
ダイニングルーム-鮨ではほかにも、何度か磨き直しのご依頼をいただいているまな板やトレーなど、数々の木製品が
使われています。
ホテルならではのゆったりとした空間に身を置き、職人さんの技を目の前で楽しみながらいただく食事。
この寿司ネタケースが、魅せる演出に一役買うことが叶いましたら幸いです。