鴨宮北口商店街の一角にまもなくオープンする「かもすた」さまからのご依頼で、家具を製作しました。
こちらは1階がレンタルスタジオ、2階がコワーキングスペースになっています。
運営するのは、二人で設計事務所を営む石塚さんご夫妻。
そばに奥さまの実家があり、シャッターのおりた商店街を目にして、「明るく、人が集まる場所にしたい」と、〝ここからなにかを始めるきっかけとなる場〟を作ることに決めたそう。
今回はそのお手伝いをさせていただきました。
1階にはヒノキの天板と脚を8組、2階にはスギとケヤキの天板と、スギのカウンターテーブルを納めました。
加工中、すでになめらかな手触りだったヒノキの天板
CNFポリウレタンオイル加工で仕上げると
バツグンの触り心地になりました!
仮置き時、ヒノキのテーブルを前に
石塚さん「このツルツル感、最高です。大事に使わないと」
社長「これがラ・ルースの仕上げです」
と、二人ともニコニコしながら、天板を撫でる手が止まりませんでした。
通りに面しており、明るい光が差し込んでヒノキの美しさが一層映えます。
2階の様子。
木目の美しいスギは、小田原の辻村山林で育った樹齢約300年の材です。
家具製作のご依頼にあたり、石塚さんは小田原市の「民間建築物小田原産木材利用促進事業」の補助金を活用されました。
この補助金は、目立つ形で小田原産の木材を使い、多くの市民の利用でPR効果が見込まれる事業に認められるもの。
オーダーの際、弊社工場を訪れてくださった石塚さん。
さまざまな樹種を使いたいというご要望で、ヒノキ・スギ・ケヤキ の使用が決まりました。
「こうしてご縁ができたように、木がいろいろな人をひきよせてくれたらいいな」。
搬入時の石塚さんの言葉が、胸に残りました。
※民間建築物小田原産木材利用促進事業の募集は終了しています。