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10月も晦日になりましたが、今月はうれしいことがありました。
ラ・ルースの設立当初からお付き合いのある社会福祉法人よるべ会梅香園の利用者さんが、作業に戻ってきてくれました。
彼らはラ・ルースのスタッフであり、戦力でもあります。施設の方から、利用者の皆さんが心配の気持ちを寄せてくれていることや、ラ・ルースの仕事に戻りたいと思ってくださっていることを聞いていました。
依頼の再開まで10ヶ月の歳月がかかってしまいましたが、楽しく仕事ができる環境を整えられたことに喜びを感じています。
私たちの現状をお伝えします。
新しい工場は90%の完成度まで来ています。
一年を目処に進めてきた再建ですが、通常の仕事に加え、火災が起きた元工場の解体や隣接する工場のメンテナンスなど、今まで経験したことがない業務の多重化で、よくここまで進めることができたなというのが率直な気持ちです。
やることは分かっている。でも、体は一つ。
お客さまや皆さま、業界の方々に多大なご迷惑をおかけしたと思います。
従業員のフォローなくしてはここまで来られなかったと感じています。


9月12日のプロジェクト公開から22日で目標金額の300万円のご支援を達成しました。
さまざまな繋がりの方々から多くのお見舞いを頂戴したにも関わらず、クラウドファンディングでもご支援をいただき、深い感謝の気持ちと同時に、ラ・ルース再建への後押しと期待を強く感じています。
クラウドファンディングを通じてラ・ルースを知ってくださった方からのご支援も多くいただきました。これを機に繋がりが生まれた方たちへに対して、お礼の気持ちはもちろんですが、今後のラ・ルースのあり方を考える機会をいただきました。


工場・製造体制の再建完成の目標は、ラ・ルースの広域性を高めること。
多くの方にラ・ルースの仕事を知っていただけたらと、木工所の見学を希望する方々に危険がない状態で職人の作業が見られる窓を設置しました。
今後は、木工機械を扱ったことのある職人さんに機械をレンタルできる仕組みづくりに取組みたいとも考えています。
時間をかけてでも、機械にできない仕事を人の手でなし得るラ・ルースの強さは伸ばしつつ、地域の方々に色々な形でお返しができる工場にしていきたいと思います。
地元の企業さまから多くの商品をご依頼いただいています。什器や家具の、継続的なご要望もたくさんあります。
これからも私たちが持つ製造ノウハウを最大限に生かしながら、ラ・ルースに寄せていただく期待に応えられるよう努力したい。そのための工場再建なのです。

1994年の創業から、30年が経ちました。
当時はまだ国内に、木を生活に取り入れた「木工雑貨」というカテゴリーがない時代。
木工業者が作っていたのは、伝統工芸品や物産品の製造が多くお土産物がメインでした。
世界の、そして時代の空気をいち早く掴んでいたデザイナーやショップオーナーとの商談でさまざまな刺激や知識を得て、ラ・ルースでのものづくりを始めました。
ここからは、我々のノウハウの伝授や、木材産地同士の連携を図りながら広く木工業を知っていただける工場を目材していきたいと考えています。
クラウドファンディング「希望の木工場ラ・ルース再建プロジェクト」終了まで残り10日。
本プロジェクトは、支援募集最終日の11月10日(月)の終了時間午後11時まで挑戦を続けます。
https://readyfor.jp/projects/rise-laluz
どうか、最後まで応援いただけましたら幸いです。
株式会社ラ・ルース
代表取締役 相田秀和
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