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クラウドファンディング「希望の木工場ラ・ルース再建プロジェクト」の支援終了日まで残り22日となりました。
これまでに115人の方から3,555,500円ものご支援をいただいており、温かい応援コメントに毎日励まされています。
プロジェクトの概要では伝えきれなかった「これまで」と「これから」を、複数回に分けてお伝えする3回目です。
今回は、火災にあった本社工場の片付け奮闘を記したいと思います。
火災から20日ほどが過ぎ、2024年のうちに作業スペースを含む新しい事務所への引っ越しが完了しました。
〝作業スペース〟と言っても、焼け跡から救出したレーザー機2台を壁に寄せて設置できただけの、急ごしらえの仮作業場です。
火災前に発注いただいていた仕事が遅れに遅れている状態のなか、本社工場の片付けも進めなければいけない状況でした。
事務、製造、片付け。従業員だれもが必死に目の前のしごとにあたるなか、どのような方法をとるかは一旦置いておきながらも、本社工場は「解体」の方向で方法を探り出していました。解体となれば焼け跡をある程度片付ける必要は避けられず、でも誰もそこに手を割く余裕がない。
そんな葛藤に苛まれていた時期でした。
年が明けて2月から、火災で残った大きなものを屋外に運び出す作業を始めることになりました。
普段から親しくしていただいている製材屋さん、漁師さん、お祭りでおつきあいのある地元の方々が手を貸してくださいました。


休みの日にもかかわらず予定を合わせて集まり、鼻の中まで真っ黒になりながらフォークリフトを操縦し、あるいは力を合わせて鉄板を移動しながら、一日で驚くほど片付けが進んだ日もありました。
やらなければいけないことは山積していたものの、最優先事項である片付けに手を貸してくれる方たちがいることの心強さで、安堵の気持ちから心に少しだけゆとりが出てきました。
この日の作業終わりに撮った一枚には、想像を遥かにこえて効率よく作業が進んだので、あまりの爽快感から思わず笑みが浮かんだ瞬間がかいま見えました。

3月に入るとお取引のあるプレハブハウス屋さんから、本社工場にプレハブを貸していただくことができました。新事務所と作業スペースではやはり賄いきれない場所の問題に頭を抱えており、片付けが進む本社工場の一角に、仮の作業スペースを作ることになったのです。
機械屋さんや家具職人さんからろくろや昇降盤、プレーザーを貸していただいたり譲り受けたりし、片付けが進む工場のプレハブの中ながら、体裁が少し整いました。




使い勝手も動線も慣れない設えに職人たちは四苦八苦しながらも、徐々に気持ちは落ち着きを取り戻し、ものづくりへと向かっていく姿勢があらわれ始めました。
4月にはラ・ルースの機械屋さんと一緒に、ご縁があった岐阜の木工所さんまで割り箸の機械を引き取りに行きました。


本当に一歩ずつではありましたが、目の前の塊がだんだんと減っていく様は気持ちを晴らすのに十分でした。
大きなものが片付け終わるまでに仲間たちが集まってくれたのは2回。片付けを始めてから約2週間で目に付くものは整理し、重機を入れての解体ができる状態になり、本社工場は本格的な夏を迎える前の7月14日から解体工事に入ることが決定しました(4回目に続く)。
本プロジェクトは、最終日の終了時間まで挑戦を続けます。
支援募集は11月10日(月)の午後11時です。
応援いただけましたら幸いです。
https://readyfor.jp/projects/rise-laluz
株式会社ラ・ルース 代表取締役 相田秀和
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