【思い出もくもく】未来へつながる今のお話

6月、爽やかな風が吹く小田原です。

過日、コース内で伐採したヒノキをゴルフマーカーとたまご型ボールにするご依頼をいただいた

大箱根カントリークラブ様から、新たな木材活用のご相談をいただきました。

コテージや水族館、ショッピングモールなどの複合リゾート施設・箱根園様の管理地に、

伐ったあと長いこと転がっていた丸太。

伐採時期は不確かだそうですが、「かなり前」ということでした。

グループ会社である同園の材に加え、再度大箱根CC様からも引き取りのご依頼があったため、2箇所回ることになりました。

5月、いつも製材でお世話になっている小髙材木店さんにお願いし、レンタルしてもらったユニックに揺られ箱根の山中へ。

今回もそうなのですが、ご依頼いただき材の引き取りに行く場合、実際に木材を目にするまではこの後の展開が読めません。

製品になり得るか、そうでないかは、木を見てみないとなんとも言えないものなのです。

新緑眩しい山中で、静かに横たわる木。

ロープをかけて2tトラックに吊り上げます。

材をよく見ると断面の色は深く苔も生えて、過ぎてきた年月がうかがえます。

そのまま製材屋さんに引き取ってもらい、スライスした状態がこちら。


ここから乾燥に入ります。

今回引き取ったのはスギとヒノキの2種。製材してみると節は入っているものの、十分に製品を作れることが

確認できました。


おかげさまで前回製造したゴルフマーカーに好評の声をいただき、今回引き取った材の製品化につながりました。

製品化の暁にはまたこちらのブログでお知らせします。



最後になりますが、いつも出張引き取りから快く同行してくれる製材屋さんに感謝を込めて。

神輿と祭りが大好きな、人情派の製材屋さんです。

これまで何度も、【思い出もくもく】企画で材の引き取りが発生すると一緒に各地へ出かけています。

行き帰りのトラック内は貴重な情報交換の時間。

木の話、これからのこと、話題が尽きぬ、心強い仲間です。