
11月8日に開業70周年を迎えられる大箱根カントリークラブ様からのご依頼で、ビールタンブラーを製作しました。
ことし5月から幾度かにわたり間伐材ヒノキを使った商品をご注文いただいており、今回もそのヒノキを使った商品です。
ヒノキは昨秋、芝生の日照確保とコーススケールの復活などを理由に、クラブの敷地内で伐採したもの。
樹齢約70年、樹高がおよそ17メートル、幹周りは30〜40センチほどもあり、「この地で育った木を活かしたい」という
クラブの方の思いから、さまざまな商品に姿を変えてきました。
タンブラーには、クラブ名をデザインしたロゴマークをあしらっています。

木肌の美しさと、一つひとつ異なる表情を見せるのが木製品の魅力。タンブラーも、素敵な仕上がりになりました。
同じヒノキで作らせていただいたものが、もうひとつ。

オリジナルのヒノキ玉ができました。
キツツキやフラッグなどを表す、可愛らしいデザインです。
製作時のやりとりで窓口になってくださる奥村様からは「湯玉」とのご依頼でしたので、お風呂にぷかぷか浮かべるのも
いいですね。
タンブラーは来る11月8日に開催される、開業70周年記念のコンペにご参加の皆さまへプレゼントのご予定だそうで、
ヒノキ玉は、箱根仙石原プリンスホテルやゴルフ場のお土産として販売されるとのこと。
コンペの方は少々ですが、まだ参加申込みの受付枠があると聞きました。
ご興味のある方は、貴重な一日をお過ごしいただけるチャンスです!
↓【大箱根カントリークラブ開業70周年記念コンペの詳細】↓
https://www.princehotels.co.jp/golf/daihakone/70th_competition/
地域に根付き、70年という長い歴史を持つゴルフ場からのご依頼は、地域の木材を大切に扱ってきた私たちにとって、
とてもありがたいことです。
木は1日では育たず、また伐ってすぐには使えません。
奥村様は、「これまで当ゴルフ場ご利用いただいたお客さまや関係各社に支えられての70年に、大変感謝しています。
これから先の70年にむけて、よりお客さまに喜んでいただけるゴルフ場となるよう、スタッフ一同で取組みたいと思います」
と話してくださいました。
これまでは間伐材に見向きもしなかったものの、弊社のことを知ってくださったのがきっかけで、間伐材を活かそうと
考えるようになった、と奥村様。
ありきたりの材ではなく、たしかに箱根の地で育った木を使うことで、箱根まで足を運んでくださったお客さまにも
喜んでいただけるのでは、というお考えです。
繋がってきたものを、いま私たちが活かし、未来に繋ぐ。
木を介して、さまざまな思いが一つになった商品ができました。
そうそう、まだコンテナ1箱分のヒノキが残っています。

こちらも、最後まで姿を変えて皆さまのところにお届けする予定です。